【1期CFO制度終了】一人じゃ届かない景色を、挑戦の1年で

株式会社Armory(本社:大阪市、代表取締役社長:福永祐作)は、次世代を担う若者たちのリーダーシップと創造力を育成するための新たな取り組みとして、CFO(Chief Future Officer:最高未来責任者)制度を導入し1年に任期が終了した報告をいたします。

中学生CFOの感想から伝わる、本気の挑戦。

※CFO制度とは:Chief Future Officer(最高未来責任者)の略。バイオ系ベンチャー企業のユーグレナ社が導入した制度で、「会社として未来を変えていくためには、未来を生きる当事者である子どもたちが議論にもっと参加していくべき」という考えから導入されたといわれています。

Armoryは「若者が挑戦する文化を作る」というミッションのもと、アントレクエストを通じて多くの若者に挑戦の機会を提供してまいりました。ユーザーのヒアリングをする中で「もっと社会との接点が欲しい」「大人と交流できる機会がほしい」などの声をいただき、アントレクエストの対象となるような世代のリアルな意見を聞いてそれを反映させることが重要だと感じました。今回のCFO制度は、若者が自らのビジョンを実現し、企業の未来を形作る力を育むための新しいステップです。中学生という若い世代がCFOとして会社の未来をデザインすることで、教育事業の革新を目指しました。

1年の活動内容

  1. 学生視点でアントレクエストへのフィードバックや運営として協力
  2. 自身のやりたいプロジェクトをもとにチャレンジ
    └VTuterというイベントを立ち上げ、VTuverが探求学習の先生になることで、探究学習をより面白いものにするというプロジェクト。東京のスタートアップ企業と連携してプロジェクトを実施した。

CFO制度の感想(原文のまま)

1.一人じゃできない経験ができた

上原さん

様々なイベントを紹介していただいたり、様々な方面の方の紹介をいただいて、自分の興味のあることを深めたり、形にすることができた。

行動をし始めたときには企画書の作り方すら分からず、プレゼンもうまく出来ない。そんな自分だったけどサポート・ご指導をいただき次第に、初めて会社の方にプレゼンしたり、NHKの方に撮影していただいたり…。最初の自分から考えるとこんなことはまず、一人だったら出来なかった。だから、まずCFOを1年間やらせていただき、とても感謝している。

2.困ったとき、躓いたときのサポート

上原さん

自分のアイデアを文章などにして相談するとフィードバックがいただけたので、自分のやりたいこと、ビジョンを明確にすることができた。

また、途中で挑戦が難しくて失敗してしまうこともあったけれど、相談に乗っていただき、その後の活動の仕方も一緒に考えてくれたので、結果としてまずは1つ成功体験を作ることができた。

3.貴重な実践的な学び

上原さん

アントレクエストで学んだことが実際に活きてくる場面があって、それを活かして活動していくことで更にアントレプレナーシップの学びを深めることができた。

特に、自分でイベントを企画した際には、「どんな人に」「どんなことを」をとても深く考えた。

また、実際に様々な方にお会いしてプレゼンするなどは日常ではない、初めてのことばかりだったので、最初は難しかったが何度も挑戦して経験するうちに、CFOとして活動する前よりも確実に成長することができた。

4.人生で一番挑戦ができた1年間だった

上原さん

自分がやりたいことを叶えようと思ったら、必ず誰かに伝えなきゃいけない。その誰かは、知らない大人だったり、自分よりもすごそうな人だったり。凄く勇気がいるし、怖かったりもしたけど、やりたいことのためには「やってみよう」と思い、必死で考えて行動した。

行動していくうちに、アドバイスだけでなく自分でも改善点が分かるようになって。そして、時にはチャンスもいただいて、そのチャンスに勇気を出して飛び込むことができたり。

一つに挑戦したことから広がっていって、沢山の挑戦をする事ができた。たしかに挑戦は難しいけど、すごく価値のある時間を過ごし、価値のあるものを得られたと思う。

5.CFOを通して、私の中でアントレプレナーシップとは

上原さん

起業する、しないに関わらず、人生でやりたいことを実現するには必要になる事だと思う。自分は「起業しよう」と思ってCFOを始めた訳では無かったけれど、色々な熱い想いを持つ人と関わってお話をしたりして、とても身になる有意義な時間を過ごすことが出来た。

アントレプレナーシップを学ぶことは、「自分」を見つめるきっかけになったり、これからの自分に必要な学びをする意欲向上にもなったりする。

例えば、思ったことを分かりやすく言語化する国語力であったり。自分に足りないことを補おうと努力することに繋がる。
このように、自分で自分を見つめて学びを深めていくことで本当の意味での「学び」ができたと感じた。

そして、アントレプレナーシップは自分に勇気をくれる。これからの時代は変化が大きく時代のスピードが速いとも言われている。だからこの先の人生で挫けることもきっとあるけれど、ここで得た経験と勇気があればその波を乗り越えていける人になれると思う。

まとめ

弊社初の試みだったCFO制度。導入した背景として、普段サービス提供の中で伝えているユーザーからヒアリングをする重要性を私たちが体現するために導入しました。結果は学ばされることが多く、特に年齢は関係なく、挑戦する意思のある人は自分で未来を切り拓けるというのを体現してくれました。上原さんは現在中学3年生で次の進路に向けて新たな挑戦を進めています。任期は終了しましたが、これからも未来をつくるパートナーとして一緒に挑戦できる存在でありたいと強く思います。

第2期CFOに関して

弊社では今回の成功体験をもとに第2期CFO制度を実施いたします。すでに募集は終了しており、7月より1年の任期となります。就任したメンバーの報告はまた後日させていただけたらと思います。

株式会社Armoryとは

「若者が挑戦する文化を創る」をミッションに、挑戦する機会や仕組みをデザインする会社。
アントレプレナーシップ教育を通したマインド形成やキャリア/起業支援からアライアンス事業まで手掛けている。

▶︎株式会社Armory概要
設立:2018年11月
代表取締役:福永 祐作
本社所在地:大阪府大阪市北区梅田1-3-1 大阪駅前第1ビル8階5号
事業内容:アントレプレナーシップ教育事業、アライアンス事業
URL: https://armory.jp/