起業家育成高校とは?

起業。最近は産学官で起業家を支援するような動きが増えてきました。その中で若年層に対して起業を教えるような取り組みも増えています。

今回は、株式会社Armoryが神村学園淡路島学習センターと提携して通信制の高校で起業家育成学部を設立するなったので取材したいと思います。

福永祐作(ふくながゆうさく) 株式会社Armory代表取締役

海外のプロサッカーチームにスカウトされるも怪我で断念。その後、「次世代リーダーの抱える障害を全て取り除く」というビジョンのもと株式会社Armoryを設立。Armoryは武器庫という意味で、これから社会に価値を与えていく若者に対して武器(経験、スキル、知識、実績、信用、仲間、資金など)を与えるというコンセプトで活動中。 活動内容:学生向けの起業家育成の会員制コミュニティ事業(会員数は約200人)、東大京大講演、立命館大学外部講師など

加藤

福永さん、本日はよろしくお願い致します!

福永

よろしくお願い致します!

加藤

早速ですが、起業家育成高校設立の背景を教えてください!

起業家育成高校設立の背景

福永

この構想がスタートしたきっかけは神村学園淡路島学習センターの校長と知り合いだったことがスタートです。

加藤

どういう知り合いだったんですか?

福永

2018年に発足されたFC淡路島(https://official.fc-awj.com/)という7年でJリーグチームを目指しているサッカークラブで選手をやっていたのですが、神村学園淡路島学習センター校長である上船さんが監督をやっていました。たまたま淡路島のインターで横でご飯を食べていたときにビジョンを語ったのが初めて会話したときです。

加藤

そんな偶然があるんですね!どんなビジョンを語ったのですか?

福永

そうなんです。僕はArmoryという会社で主に大学生の起業支援をする事業をしています。

経営理念が「挑戦できない環境をできる環境へ」という理念で、それを話したときにとても共感していただき、今度一緒に何かしようという話をしていました!

加藤

私もその理念にはとても共感しています!

福永

その時はすぐに何か一緒にやろうとはならなかったのですが、その後、上船さんの方から一緒に起業家育成をする高校を作らないか?とお誘いいただいたのがスタートです。

加藤

そんなきっかけでこの高校がスタートしたんですね!実際にどんな高校を作りたいのですか?

自分の理想を選択できる高校生が増える高校を創りたい

福永

自分の理想を選択できる高校生が増える高校を創りたいです。

加藤

なぜそういう高校を創りたいと思ったのですか?

福永

現在、大学生に対しての事業を展開していますが、実際に沢山の学生と話してきて、人生に対して目的を持って活動している人は圧倒的に少ないと感じました。

いい大学に行って、いい就職先を選んで、、、

一つの選択肢としてはあると思いますが、それだけじゃないのが人生だと思ってます。

加藤

確かにそういう大学生が大半ですね…

福永

起業したいとなっても独立するための準備をする時間がなく就職し、時間がなくなり夢を諦めるケースも結構多いです。

圧倒的に多かった声は「もっと早くから考えたかった」「もっと早くから知りたかった」

そんな声をたくさんもらっていたので、高校生に対して選択肢や社会の情報などを早いうちから知ってもらい、自分のやりたいことやキャリアを考え、自分の理想を描き、実現できるような高校生が増える高校を目指そう!とこの高校を創りました。

加藤

そんな高校ほかではきいたことがないです。あったら、とても楽しそうですね!

具体的には、どうやってそれを実現させようと考えいらっしゃるんですか?

解決策:アントレプレナーシップ教育

福永

アントレプレナーシップってご存知ですか?

加藤

聞いたことはありますが、具体的にはあまりイメージができていないです。

福永

そうですよね。まだそんなに馴染みがないと思いますが、最近ではアントレプレナーシップを持っている人財が社会から求められるようになってきました。

加藤

そうなんですか?

福永

はい。アントレプレナーシップとは、企業がイノベーションを起こすための原動力として、いわゆる「企業家精神」「起業家精神」が重要であるとよくいわれます。

引用:アントレプレナーシップとは|起業家精神に基づく資質・育成プログラム(https://boxil.jp/beyond/a4633/)

福永

ちょっと難しく書いていますが、簡単に言うと自分で考え、行動できる人財が新しい価値を生み出せるようになると言われています。

起業したらもちろん自分の会社でですが、就職をしてもその会社をより良くできるのがアントレプレナーシップを身に着けた人財の強みです。

なので、この高校ではアントレプレナーシップ教育を中心とした教育していきたいと考えています。

加藤

そんな高校があれば私も行ってみたかったです!

通信制高校が理想のアントレプレナーシップ教育を可能にする

福永

ありがとうございます!

僕も知らなかったのですが、実際に通信制高校の話しを聞き、通信制高校に可能性を感じました。

加藤

どんな可能性があるのですか?

福永

まず、通信制高校を卒業したら全日制の高校と同じ卒業資格を得られることは知っていますか?

加藤

そうなんですか?知らなかったです!

福永

ですよね。そして、学校から出されるレポートを提出するだけで卒業条件を満たすことができます。

つまり、空き時間が多いというメリットがあるので、その空き時間で起業の勉強ができるカリキュラムを作れるというのが通信制高校とアントレプレナー教育の相性が良いということです。

加藤

とても面白そうです!ただ、通常の高校で受講するような5教科などの科目の勉強はどうするのですか?

自由なカリキュラム。生徒の目的に合わせて授業が生まれる

福永

良い質問ありがとうございます。この高校のテーマは先ほどお伝えしたとおり「選択肢を選べる人財を輩出したい」と考えています。

生徒の描いているキャリアにもよりますが、学問を学びたい場合は、学べる環境を作ります。

現在、現役の京都大学の主席の子がこのプロジェクトに参画してくれているので、彼を中心に5教科などの科目の勉強もできる準備を整えています。

加藤

それはとても心強いですね!

福永

とても助かっています!まず生徒には入学当初に、3年間や今後の目標を考えてもらい、その目標に合わせてカリキュラムを作り、その目標を実現できる支援をしていきます!

加藤

生徒が考えて提案するんですか!?今までにない、新しい授業形態ですね!

3つのコンセプト。知る・描く・実現するに沿ったカリキュラム

福永

ただ、自由すぎても難しいので3つのコンセプトだけ準備しました。それが知る・描く・実現するという3つのコンセプトです。

福永

この3つが選択肢を選べる人財になるために必要なテーマだと思っています。

加藤

内容をもう少し具体的にお聞きしたいです!

福永

知る」というのは自分や社会を指しています。

自分のやりたいことや適性を知ること。

社会は資本主義社会で回っているで、お金(ファイナンス)などの教育をしどうやって社会の仕組みを理解してもらいます。

福永

描く」というのは自分の未来を指します。

これから長い人生を生きていくにあたっての人生設計や、自分の軸を構築することで目的を持った人生を生きてもらうためです。

福永

実現する」では自分のやりたいことにダイレクトに直結する活動をしてもらいます。

起業をしたい場合、ビジネスモデルを構築し、投資家にピッチをしたり学内でビジネスパートナーを探したりします。

就職をしたい場合は、この学校で得た経験や知識を元に、インターン先に直接交渉しに行ったり、内定を貰いに行ったり。

進学する場合は、理想の進学先に行くための対策をしてもらいます。

福永

それらを通して選択肢を選べる人財を輩出するという目標を達成できると考えています。

加藤

このステップは、大切だけどなかなか一人ではできないことですよね。

それを教えてもらいながら、考えて実際に行動に移すまでサポートしてもらえるのは心強いですね。自分で“できる”実現力が勉強面でもビジネス面でもつけられそうですね!

日本一権威のある教員、関西を揺るがすプラムバレーへの参画

福永

その実現力に関しては、Armoryだけだと限界だったので色々な方々に参画していただけることになっています!

加藤

そうなのですね!具体的にどのような方々が参画されるのですか?

福永

例えば、教育界のノーベル賞と言われるグローバルティーチャー賞で日本で唯一TOP10に入った正頭氏(https://edtechzine.jp/article/detail/2270)が協力していただけることになりました。

Armoryは民間なので教育現場の全ては知りません。ですので、実際の教員としての目線で様々なアドバイスをいただいています。

加藤

確かに、教育現場のリアルな現状を元に対応していくのは重要ですね。

まだまだアントレプレナーシップ教育は馴染みのないジャンルなので、保護者の方々も心配しそうです。

福永

そうなんです。とても助かっています。

その他には、大阪の梅田に「プラムバレー」という関西にシリコンバレーのような環境を作ろうというビックプロジェクトがあります。

そのプロジェクトへの参画が決まりました。

加藤

そんなプロジェクトがあるのですか?大阪に在住していますが初めて聞きました。

福永

現在、立ち上げの段階なので聞いたことはないと思います。

このプロジェクトは年商10億円以上の売上のある企業様が何十社も参画したり、関西の主要大学、行政も関わったりするようなとても大きい取り組みです。

このプロジェクトを主体で回している社長様とアポイントをした際に、目指している方向が一致したので参画することになりました!

加藤

在学する生徒たちには大きなチャンスになりそうですね。ビジネスのインプットをして実際に事業を作ってアウトプットができる。そしてその支援もあるなんて羨ましいです。

福永

Armoryが意識しているのは、自分たちが高校せだった時にあったらよかったなーと思う高校を作ることを心がけています。それにより高校生がもっと挑戦できる環境を作れたら嬉しいです。

加藤

今後の起業家育成高校の動きが楽しみです!まだまだ聞きたいことはたくさんありますが、本日はこの辺で終わりにしたいと思います。

本日はありがとうございました!高校の詳細は後ほどまとめておきます!

福永

ありがとうございました!

よくある質問

募集要項

料金形態

詳細は保護者説明会へ

この記事を書いた人

-神村学園淡路島学習センター-起業家育成高校

-神村学園淡路島学習センター-起業家育成高校

起業を授業にした通信制高校。3年間の授業を通して「選択肢を選べる人財を輩出する」ことをビジョンに2020年4月より開講予定。

関西No1学生交流会